履歴
2010.03.23 第30回看護部勉強会記録【体位変換と問題解決について】
2010.03.16 第29回看護部勉強会記録【意識障害、廃用症候群患者への生活行動の再構築】
                                         

2010.02.26 第28回看護部勉強会記録【酸性水を用いた白癬様症状の改善の取り組み】
2009.04.28 第26回看護部勉強会記録【皮膚の乾燥予防他】
2008.12.18 第25回看護部勉強会記録【ADL評価法(FIM法)について】
2008.10.02 第24回看護部勉強会記録【体位交換の再考について】
2008.11.08 第23回看護部勉強会記録【体位交換と褥瘡の予防法について】

2008.08.26 第22回看護部勉強会記録【フォーカスチャーティング方式による看護記録】
2008.07.31 第21回看護部勉強会記録【摂食と嚥下についての理解と支援】 
2008.03.11 第20回看護部勉強会記録【手浴について】
2007.12.06 第19回看護部勉強会記録【心電図・心拍モニターの基本】   



  
第30回看護部勉強会記録【体位変換と問題解決について】     2010.4.14 掲載

研 修 名: 第30回看護部勉強会〜 「体位変換と問題解決について」〜ほか
日   時: 平成22年3月23日(火曜日) 午後5時00分〜午後5時45分
場   所: 愛生会病院リハビリテーション室

1. テーマ 「体位変換と問題解決について」
      演 者 / 病棟看護課 介護員 立川俊行


 (1)目 的
    前回の体位変換の勉強会により、改善されたが新たな問題点も見えてきたので基本を再度学び問題点の解決策を検討する。
 (2)体位変換の基礎
    @      体位変換の目的
    A      拘縮の原因
    B      効果的な体交枕の使い方
    C      体位交換時の角度
    D      褥瘡の好発部位
 (3)問題点
    「教えてもらう人によって体位変換の仕方が違う」
    「皆バラバラで誰の体位変換の方法が正しいのか分からない」などの声を聴く
 (4)解決策
    体位変換の統一が必要だが、個人差があり難しい。
    しかし、基本を理解して必要最低限のチエックポイントを作成してはどうか
 (5)実践内容
          褥瘡がある患者に対して、褥瘡部位に負担がかからないように枕が入っているか
          仙骨などの好発部位がしっかり浮いているか
          体位交換後に、タオルにしわができていないか
          関節の拘縮や首に無理のかからない姿勢か
          膝などの密着は離れているか
          もし、この体位を自分に置き換えた場合、本当に安楽なものであるか
 (6)結 論
    これらを踏まえて体位変換を行うことで、必要最低限の体位変換の意味を成せるのではないか

 

      

      

      

      

      

      

   

2. テーマ 「移乗について(トランスファー)」
     演 者/ リハビリテーション課主任 下野義人

  基本事項の実践
    
@      できる限り相手の力を使う
    A     
重心の位置
    
B      立ち方
    C     
応用:どちらの片麻痺

      

      

      

      

      

      

      



    
第29回看護部勉強会記録【意識障害、廃用症候群患者への生活行動の再構築
                                 2010.4.12 掲載

修 名: 29回看護部勉強会 「意識障害、廃用症候群患者への生活行動の再構築」
日   時: 平成22年3月16日(火曜日) 午後5時00分〜午後6時00分
場   所: 愛生会病院リハビリテーション室
 

 「意識障害、廃用症候群患者への生活行動の再構築のための看護技術」
   講 師 / 北海道大学大学院保健科学研究院 准教授 林裕子先生

1.目 的
   基本的欲求を自ら満たすことが可能になるための身体作り

2.方 法
   1) 身体開放の技術→目的:関節及び体幹部の拘縮、変形の改善
         @      運動プログラム
         A      温浴療法
   2) 生活行動の再学習を促す技術
       ・自分で座位がとれる(車椅子でも可)
       24時間のリズム(食事、睡眠などのリズム)
         @      口摂取:口腔ケア、摂食嚥下機能の向上
         A      自然排泄:時間間隔排尿、オムツはずし
         B      コミュニケーション:サインの確立、発声

3.結 論
   意識障害者であっても、24時間のリズム(排泄、食事など)を作る環境が大切である。
   運動プログラムである、背面開放座位姿勢は自律神経活動に影響を及ぼすが、前頭葉の活動は上昇しない。
   また、座位姿勢のままでは脳は活性化しない。座位のなり、髭剃りやブラシなど持たせて行動させるような働き
   かけが重要であ
   る。

   意識障害者、廃用症候群患者の生活行動を再構築するには、毎日@Aなどを短時間でも継続することが重要
   である。

      

      




第28回看護部勉強会記録【酸性水を用いた白癬様症状の改善の取り組み】
  
                               2010.3.26 掲載


修 名: 28回看護部勉強会 看護研究発表「酸性水を用いた白癬様症状の改善の取り組み」)
日   時: 平成22年2月26日(金曜日) 午後5時00分〜午後6時30分
場   所: 愛生会病院リハビリテーション室

 
「強酸性水を用いた白癬症状の改善への取り組み」

   演 者 / 病棟看護課(看護師)後藤千恵

研究目的
  廃用症候群により関節拘縮が強く密着性が強い部位で白癬様創症状を繰り返す患者さまに対し、酸性水での洗浄により、その有
  効性を実証し今後のケアに活用していく。

研究方法
  1)方法
   
・アセスメントシートを作成し、処置開始後1週間隔で計5週間評価していく。
   ・強酸性水は生成後24時間以内のものを使用する
   ・患部に霧吹きで8ml噴霧し、乾いたタオルで拭き取る。
  
2)対象
   
白癬症状を持ち、外用薬塗布を要する患者さま4名

結 果
  強酸性水洗浄・清拭ともに症状の改善が早期に見られた。しかし、終了1週間には、清拭者は、症状の再出現がある状態に比、強
  酸性水洗浄者は症状の再出現が見られなかった。


考 察 
  強酸性水のもつ強力な殺菌作用と皮膚の収れん作用により、皮膚密着性が強く白癬様症状を有する患者さまに対しては、清拭よ
  りも強酸性水による洗浄が効果である。 
  霧吹きを使用することにより部分浴を行うよりも患者さまに負担の少ない体位で行うことがで
  き、かつ,少量で洗い流すことができる。 

結 論
  
1. 強酸性水洗浄は清拭に比べ、白癬症状の再発抑制効果が高い。
  2. 他の消毒薬に比べて安全性が高く、少量でも効果得られる。
  3. 霧吹きの使用により、患者負担・ケア負担が少なく簡便に行なえる。
  4. 当院ではすでに電解水生成装置が設置されている為、コストの面において薬液購入や外用薬に比べ安価である。

      

      

 

      

      

         

   



第26回看護部勉強会記録【皮膚の乾燥予防他】 2009.05.13 掲載

   研 修 名:  26回看護部勉強会〜看護研究発表〜 ほか
   日   時:  平成21年4月28日(火曜日) 午後5時00分〜午後6時30分
   場   所:  愛生会病院リハビリテーション室
 

 1.看護研究発表(第9回北海道病院学会にて発表予定)
「皮膚の乾燥予防〜オリーブオイルを用いたスキンケアについて」 (以下 スライド参照)
演者/病棟看護課 看護師 中島かほる

   研究目的
オリーブオイルを用いて、下肢の皮膚乾燥・鱗屑の改善と保湿を目指す。

   研究方法
(1)方 法
     
下肢のかさつき状態(表皮剥離、湿潤、発赤の有無)を記入する評価表を作成し、病棟看護師に対して、評
価表の記入方法とオリーブオイル塗布の手技について説明した。

看護師には研究実施期間、オリーブオイル塗布の実施前に、下肢の状態を評価表に記入してもらった。
(2)対 象
下肢にかさつきのある患者5名
(3)期 間
5名の患者に対し、4週間オリーブオイルの塗布を行った。(平成20年9月1日〜9月30日)

   結  果
A氏は、下腿全体に皮膚は乾燥しており、鱗屑が見られていたが、オリーブオイル塗布2週間後の9月15日
には乾燥・鱗屑共に減少した。


B氏は、両足背全体に乾燥しており、鱗屑も軽度見られていた。オリーブオイル塗布1週間後の9月8日に
は改善が見られ、4週間後の9月29日には乾燥・鱗屑は消失した。

C氏は、両下腿から足背全体に強い乾燥・鱗屑があった。オリーブオイル塗布1週間後から少しずつ改善
が見られ、4週間後の9月29日では乾燥・鱗屑共に残ったものの効果はあったといえる。

D氏は、左足背から下肢全体に乾燥・鱗屑が見られていたが、9月8日には乾燥・鱗屑共に減少し、3週間
後の9月22日には乾燥・鱗屑は消失している。

E氏は、両足背から下肢全体に乾燥・鱗屑が見られていたが、9月8日には乾燥・鱗屑が減少し、乾燥は
その後変化なく経過したが、9月29日には両足背の一部に乾燥・鱗屑が残った。

以上5名の皮膚間創のスキントラブルを持つ患者にオリーブオイル塗布を行った結果、2週間目から変化
が見え始め、4週間後にはほぼ改善された

   考  察
前述したように、4週間のオリーブオイル塗布によって皮膚乾燥・鱗屑のスキントラブルは大幅に改善でき
たと言える。

      

      

       

        


 2.研修会報告 「経腸栄養の経路と汚染」 (以下 スライド参照)
報告者/栄養課主任 松田美保子

  経腸栄養における汚染の防止
健康な人の場合、十分殺菌されていない食品を摂取してもそれほど大きな問題にはならないが、経
腸栄養患者への汚染された栄養剤の投与は、大きなリスクが伴う
全身の防御機能が変化する可能性があるほか、本来は防御の役割をする胃において、幽門後栄養や
胃酸抑制剤の投与のように防御機能を低下させてしまうこともある。

  リスクのある患者
@感染症患者 A抗生物質を投与している患者 B免疫抑制状態の患者 など
 主な合併症
@敗血症 A肺炎 B細菌による下痢、嘔吐、腹痛、腹部膨満

 栄養剤・器具の取り扱いに関連した危険因子
@スタッフの練不足 A不十分な手洗いや手指の消毒 B取り扱い場所の清掃不足
C取り扱う栄養剤や器具の衛生不備  など

     まとめ
@汚染と患者の転帰の間には相互関係がある

A栄養剤の投与操作のすべての段階に対し清潔操作を適応すべきである  など

      

      

      

 3.「当院の入院患者現況と看護業務改善の経緯」 (以下 スライド参照)
演者/看護部長 五十嵐しのぶ

    (1)平成15年11月1日 新築移転後、特殊疾患療養病棟となり、入院患者現況も変化し
気管切開50%超え、頻回サクション80%となった。
平成18年医療制度改革により、当院方針も明確となり神経難病患者も多くなった。

(2)入院患者の状況変化に合わせ、看護業務改善を行ってきた。また、看護・介護理念の改善を行った。
(3)今後も新しい取り組みを行い、全職員で協力し、より良いサービスが提供できるよう努力が必要である

      

      

   




第25回看護部勉強会記録【ADL評価法(FIM法)について】 2008.12.18 掲載

   研 修 名: 第25回看護部勉強会 −ADL評価法(FIM法)−
日   時: 平成20年12月15日(月曜日) 午後5時00分〜午後5時30分
場   所: 愛生会病院リハビリテーション室
講   師: リハビリテーション課主任 下野義人 ・ 病棟看護課(看護師) 松尾知香


勉強会内容(別紙スライド資料参照) 

   今回は、当院の旭川脳卒中地域連携パス参加に伴い、導入が必要となったADL評価法のFIM法の基礎的な
勉強会を開催しました。

 

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  





第24回看護部勉強会記録【体位交換の再考について】 2008.10.16 掲載

   研 修 名: 第24回看護部勉強会 −体位交換の再考について−
     時: 平成20年10月2日(木曜日) 午後5時00分〜午後5時45分
     所: 愛生会病院リハビリテーション室
     師: 病棟介護課 大内淳子・押野加奈・立川俊行・リハビリテーション課主任 下野義人

  今回は、体位交換の再考という議題で勉強会を開催致しました。 褥瘡予防、拘縮予防を問題点とし開設しま
した。


勉強会内容
勉強会内容(以下資料参照)

     

     

     

     

     

      

     

     

       

     

     

     

     

     

     

     



第23回看護部勉強会記録【体位交換と褥瘡の予防法について】 2008.11.08 掲載

 1. 講習会内容
体位交換と褥瘡予防法についての目的・注意事項の説明をあげ、体位交換の必要性、褥瘡形成部位などの説
明・互いの意見交換

 2. 体位交換の目的
寝たきりが増えると、褥瘡や拘縮など、身体に様々な弊害が出てきます。
それらを予防するのと、安楽な体位を保つのが、体位交換の目的です。
その他の効果として
1)安楽な体位は、気持ちも楽にします。
2)体位交換は、褥瘡、拘縮、血行障害、感覚麻痺、静脈血栓症、浮腫を防ぎます。

 3. 安楽な姿勢、体位交換の必要性
安楽な姿勢や、体位というのは単に身体が安楽ということだけではなく、心も安楽でリラックスした状態を言いま
す。人の身体には、凸凹があり寝ている姿勢では、寝床と身体の間に空間が生じ、同じ姿勢を維持すると、疲れ
などが加わります。

人は意識せずに姿勢や体位を変え、疲れや痛み、辛さを自然に軽減しているのです。
自ら体位を変える事の出来ない筋力の弱っている寝たきり高齢者、障害者の方には、安楽な体位を保持する
援助が必要となり、適切な方法で介助する事が大切です。

適した体位であっても、長時間の同一体位は廃用性萎縮や内臓機能の低下につながる。
苦痛を取り除くとともに、二次的な障害を防ぐ為にも安楽な体位への援助は必要不可欠な事です。

 4. 体位交換の種類
寝床上でとる体位には・・・。
・側臥位
・仰臥位
・腹臥位・立位
・半坐位
・長座位
・座位   などがあります。

  仰臥位(注意事項・枕の入れ方)  ※別紙参照
側臥位(注意事項・枕の入れ方)  ※別紙参照
体位交換は、無理にしたりすると関係ない所なで力が加わったり、介護者にも変な力が入ったりします。
着衣交換や清拭、オムツ交換などの時にも、その方に応じた方法で、意志を尊重しながら行う事が大切です。

 5. 褥瘡の予防法  
褥瘡は、長時間同じ姿勢で寝ていることで身体の一部分の組織に血液が通わなくなり、栄養が不足して皮膚
が壊れていく状態のことです。

介護をする方は、褥瘡の発生原因、褥瘡を起こしやすい状況、後発部位、褥瘡の症状などの基礎知識をしっ
かり身に付ける事が大切。

 6. 褥瘡の発生要因
【全身的要因】    【局所的要因】  
・栄養障害       ・圧迫

・知覚障害       ・摩擦
・意識障害       ・ずれ
・麻痺          ・湿潤
・浮腫

7. 褥瘡を起こしやすい状況
・同じ体位を長時間持続している
・麻痺がある
・発汗や、失禁などによる頻回の汚染がある
・浮腫がある
・栄養状態が悪い
・抵抗力が、弱くなっている
・痩せまたは、肥満
・関節拘縮や骨の突出

 8. 塾瘡が出来やすい部位 別紙参照
肉が薄く、骨が突出した部分には圧迫力・ズレが大きく働き、褥瘡が形成される。

 〜最後に〜
今回皆様にお話させていただいた事が今後、仕事をしていく上で、役に立てれば嬉しいと思います。




第22回看護部勉強会記録【フォーカスチャーティング方式による看護記録】
                                    2008.09.04 掲載

  研 修 名: 第22回看護部勉強会〜フォーカスチャーティング方式による看護記録について〜
日   時: 平成20年8月26日(火曜日) 午後5時30分〜午後6時30分
場   所: 愛生会病院リハビリテーション室
講   師: 病棟看護課主任 渡辺美智子

  今回は、渡辺病棟看護課主任に講師をお願いし、当院で採用としている 『フォーカスチャーティング方式による
看護記録』 についての勉強会を開催しました。


勉強会内容(以下資料参照)

   

   

   

   

   

   

   



第21回看護部勉強会記録【摂食と嚥下についての理解と支援】 2008.08.11 掲載

   研 修 名:  第21回看護部勉強会 − 摂食と嚥下についての理解と支援 −
日   時:  平成20年7月31日(木曜日) 午後5時30分〜午後6時30分
場   所: 愛生会病院リハビリテーション室
講   師: 上川中部リハビリテーション広域支援センター 言語聴覚士 岸本千鶴

  講習会内容(別紙スライド資料参照)

    いうまでもなく口から食べるということは,人間の大きな楽しみであり,口から食べる機能が失われたときに
QOLの低下は計り知れません。
摂食・嚥下障害の治療は,医師,歯科医師,看護婦,作業療法士,理学療法士,言語療法士,栄養士など多
くの職種によって取り組まれています。摂食・嚥下障害に関する知識は当院の医療スタッフにとって必携であ
ります。

そこで,今回の勉強会では言語聴覚士(ST)を講師に迎え、コミュニケーションのほかに、摂食機能の回復・
維持を支援するリハビリテーションの勉強会を開催しました。

 1.口から食べること(経口摂取)の意義
・食べる機能・嚥下(飲み込み)のしくみについて  

2.摂食・嚥下に関わる体験(実際に水を飲み込む、ポップコーンを飲み込む)
・嚥下による喉の動きの確認
・嚥下の姿勢


3.摂食、嚥下障害の原因・機能的原因
・器質的原因
・原性嚥下障害

4.直接嚥下訓練の適応(評価)の開始条件
・一般的には意識が鮮明であること
・全身状態が安定していること
・平常時に唾液をしっかり飲み込めること
・咳嗽反射があること
・口腔内が清潔であること
・簡単な指示の理解が可能なこと

5.摂食、嚥下訓練の実際
・間接訓練 〜 実際に食物を用いない訓練(誤嚥の危険性がない)
【各嚥下機能訓練】呼吸訓練・頭部挙上訓練・咳嗽訓練(別紙参照)・アイスマッサージ
・直接訓練 〜 食物を用いる訓練(誤嚥の可能性あり)
【代償法】説明と指導・食べる時の姿勢(別紙参照)・食事形体調整(食塊形成しやすいもの)

食器の調整・一口量の調整・スピード調整・口腔内での食物を置く位置設定
数回嚥下、咳嗽の促し(※介助者は必ず嚥下を確認)

6.意識障害と嚥下
進行性疾患による摂食・嚥下障害について

7.まとめ

1)誤 嚥                 〜 肺炎、無気肺など肺の合併症

2)経口摂取が出来ない 〜 栄養失調、脱水

3)食べる楽しみの喪失   QOLの低下(生活の質)

4)全身状態の低下    〜 身体・精神面の低下

    一番大切な事は職員・家族が嚥下療法に協力的であること(意識をもつこと)気配りがリスク管理である。

         

        

        

        

        

       



■ 第20回看護部勉強会記録【手浴について】       
2008.03.18 掲載

 研 修 名 :
 平成19年度看護部研究発表 −手浴について−

 日   時 : 平成20年3月11日(火曜日) 午後5時00分〜午後5時30分
 場   所 : 愛生会病院2階リハビリテーション室 於
 講   師 : 病棟看護准師 武田雄一  病棟看護師 松尾知香

 講習会内容

  1.はじめに
当院ではADL全介助の患者さまが大半を占め、保清に関しては週1度の特殊入浴を行っている。
しかし、入浴できない患者さまに対しての清潔ケアを実施していない現状があった。特に手掌のスキントラブルが
目立っていた。

そこで、入浴より簡便に行える手浴に着目し、手掌のスキントラブルの予防に取り組んだ結果、改善が見られ
為ここに報告する。

  2.研究目的
手浴の実施によって、手掌のスキントラブルが改善される。

  3.研究方法
(1)方 法
手浴の状態を記入するアセスメントシートを作成し、病棟看護師に記入方法、手浴の手技を説明する。手浴前と
手浴後で皮膚の状態を評価するため写真撮影を行う。

(2)対 象

手掌に表皮剥離、湿潤といったスキントラブルがあり、軟膏塗布・清拭などの処置を行っている患者さま3名
(3)期 間
平成19年9月18日〜11月19日

  4.考 察
  前述したように、3週間の手浴によって手掌のスキントラブルは大幅に改善できたと言える。

  手掌は汗腺が発達しているため汗をかきやすく、その汗に汚れが付着し、汗の中に含まれる尿素などの物質に
より不快なにおいを発することもある。実際、研究対象の一人のC様にも、手掌に悪臭があった。


  健康な時であれば手洗いによって清潔を保つことができるが、疾病や障害によって清潔管理ができない人の皮
膚は、胸部・背部といった平面部より、細菌の集落が多く存在しており、なかでも入浴が不可能な臥床患者さまは
手指が高度に細菌で汚染されている。


当院の患者さまは、その健康状態によって週1回の入浴さえも実施できない場合が多くある。そういった患者さ
まに対しては、ほとんど生理的負荷を伴わない全身清拭が効果的である。しかし、水分が蒸発して気化熱が奪わ
れやすく、体温低下やエネルギー消費の原因となるなどの注意点がある。一方で入浴は、全身の皮膚の清潔の
みならず、代謝の促進、リラックス効果なども得られるが、循環器系への負担が大きく、エネルギー消費量が増大
することから、患者さまへの負担がかかる。


手、足など特に汚れやすい部位では、手浴・足浴といった部分浴によって皮膚の清潔だけでなく、入浴と同様の
温熱作用を得られるという利点があり、入浴よりも簡便に行うことが出来る。自力で手洗いができない人の手の保
清には、継続した手浴ケアが有効と言える。


手浴は手を洗う清潔方法に最も近く、さらに温熱刺激によって循環の促進、鎮痛やリラックス効果がある。また
清拭に比べ、湯に浸けることによって汚れが柔らかくなり除去しやすくなり、さらに石鹸を用いることで爪、指間など
十分に洗うことができる。


手の皮膚には正常な状態でも様々な微生物が付着し、細菌では定住菌と通過菌の両方を運んでいる。定住菌
の多くは皮膚表面にあるが、10〜20%は深部に生息しており、このような深部の細菌は洗浄で除去することは
できないが、消毒薬によって殺菌または増殖を阻止することができるとされている。また、石鹸洗浄を最低15秒行
うことによってほとんどの通過菌は除去できると言われている。1)


上記のことから、長期臥床患者さまに対し、私たちが日常的に手洗いすることで手の清潔を保っているのと同じ
ように、毎日手浴を行ったことがスキントラブルの改善につながったと考えられる。

  5.まとめ
今回の研究で、手浴の有効性を認識することができた。今後も日常のケアの一つして業務に取り入れていきた
いと考える。

        

         

       

        

        

         

   



■ 第19回看護部勉強会記録【心電図・心拍モニターの基本】
 2007.12.11 掲載

研 修 名: 19回看護部勉強会 −心電図・心拍モニターの基本−
日   時: 平成19年12月6日(木曜日) 午後5時00分〜午後6時30分
場   所: 愛生会病院2階リハビリ室 於
講   師: 日本循環器学会専門医 千葉直樹先生

1.基本心電図波形について

 ・P波〜洞結節から右房・左房への電流の流れがP波として現れる。
P→QRS波〜房室からヒス束→右脚・左脚前枝・後枝→プルキンエ線維の電流の流れ
STR波〜左室の収縮。
T波〜心臓内の電流がなくなった状態。
以上が心臓の収縮期。T〜P波の間は拡張期である。
F波AFの特徴的な波形。基線にノコギリ状の波がある

     

  2.モニター観察のポイント

@刺激がどこからでているか?
・疾患や加齢などにより心臓のポンプ機能が弱ると洞結節以外から刺激が発生しP波がなくなる事がある。
A頻脈・徐脈ではないか?
・頻脈≧=100。徐脈≦50
B整脈なのか、不整脈なのか?
・整脈〜R-R幅が均等であるもの。
CSTの上昇・下降はみられないか?
・上昇は心筋梗塞、下降は狭心症の疑いがある。
D不整脈の有無は?
・連発波形や二段・三段脈等の異常波形は出ていないか?


3.異常波形について

・T度房室ブロック
 房室結節からの刺激が弱くなり以降の電流の通りが悪くなる為に単発で起こるもの。
波形上はP波とQ波の間がのびる。(0.2秒以上あるもの)


・U度房室ブロック(WenkebachU度)
P-Q波間が徐々に伸びていくもの。運動選手に多い形。
中でもモービッツU度は房室結節が切れ掛かっておりいきなり電流が流れなくなりヒス束以下に
刺激が伝わないもの。ペースメーカー対応。


・V度房室ブロック
房室結節の電流の流れが切れてしまっている状態で波形上はP-P間は60回、QRST-QRST間は40回と
バラバラな波形がでるもの。(P波はQRSと合体して消失してしまったりぶつかりあって異常なP波が
出現したりする事もある。)


・脚ブロック
右・左ともに心電図波形ではV1をみると解かりやすい。
右脚ブロックはV1上にRSR波が出現する。正常者でもよく見られる。
左脚ブロックはV1上に幅の広いS波がみられる。左脚ブロックが見られた場合、
心疾患がある可能性が高い。QRS波の幅が0.12秒以上のものを完全ブロック、0.10-0.12秒内のものを
不完全ブロックという。


・上室性期外収縮
幅の狭いQRS波が一つだけほかと不規則に出現する。その規則的なQRS波にでる。
P波は出る時とでない時がある。


・心室性期外収縮
P波を伴わない幅広いQRS波が特徴。
つねに同じ形がでているのか、違うものがでているのか?数と形で重症度の分類・判断をする。

PEA
心停止がきているが心臓が痙攣している状態の時にでる波形。

Af(心房細動)
心房の色々な場所から不規則に350-600回/分以上の刺激が起こり心房が不規則に細かく震えるような
動きをしている状態。不規則で高頻度の刺激は心室の不適応期以外の時にのみ伝達され心室は収縮。


AF(心房粗動)
心房の色々な場所から250-300回/分の頻度で規則的に刺激が起き、その動きはP波のかわりに
F波として記録される。動悸・血圧低下などを起こし失神することもある。
Afより血液の流れがスムーズでない為緊急の措置が必要。

  AFとAf/心房の興奮が350回/分以下の時はAF、それ以上はAfに区別される。)

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